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14、大先輩Sさん

14、大先輩Sさん

英語の大先輩Sさん、既に定年でリタイヤーされたが、今でも恩は忘れていない。 Sさんには、英語だけでは無く、Sさんが経験された海外駐在の話、仕事に対する姿勢など、さまざまな事を教えて貰った。 Sさん、マーク、そして私と3人で、良く飲みに行った、また、私の家に、そして、マークのマンションにも、遊びに行ったものだ。 あの2人のお陰で、今の私がある、こう言っても、全く過言では無い。 外国語の習得には、「必要性」、そして、「環境」が大切であるが、私は、この両方に恵まれていた。 マークと一緒に行動する事が多かった私、ある夏の日、マークから、「七夕とは、何・・・?」という質問を受けた。 なるほど・・・ 我々日本人が昔から慣れ親しんでいる習慣、行事、確かに異国の人には、不可思議な、理解出来ない事に映るだろう・・・ これをきっかけに、日本の童話、昔話を、マークに英語で説明する、そういう、一種の「お遊び」を始めた。

桃太郎、浦島太郎、かぐや姫、花咲爺さん、こぶとり爺さん、鶴の恩返し、雪女・・・

これは、実に楽しく、しかも同時に、いかに自分が、
童話、伝説を、いい加減に覚えているのか、それも再認識させられた。
日本人独自の感覚、美談、情け、哀愁が、マークには理解出来ない、
日本人には当たり前の話1つ説明するにも、実は、我々独自の文化、習慣、歴史、
そういった背景の付加的な説明を加えないと、根本から理解して貰えない・・・

そういうトコロも非常に勉強になった。

翻訳、通訳デビュー日記

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