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英単語のあぶない常識―翻訳名人は訳語をこう決める

英単語のあぶない常識―翻訳名人は訳語をこう決める
山岡 洋一
英単語のあぶない常識―翻訳名人は訳語をこう決める
定価: ¥ 735
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人気ランキング: 243194位
おすすめ度:
発売日: 2002-07
発売元: 筑摩書房
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続編もぜひ
薄い本ですが、中身は非常に充実しています。よく見かける単語の中で、誤解されていることが多いものを取り上げて、検証しています。実務で英語を使用している人だけでなく、学習者もぜひ購入して熟読して欲しいと思います。続編も出版して欲しいです。
ただ、"contents"に関して一言。P.38,39の記述を見て、複数形の"contents"は「目次」という意味にしか使えないと誤解する人が現れるのではないかと心配です。実際は、「情報内容」、「データ」という意味で複数形も使われています。たとえば、"Microsoft Computer Dictionary Fifth Edition"で"Lock"という見出し語は以下のように説明されています。
"A mechanical device on some removable storage medium (for example, the write-protect notch on a floppy disk) that prevents the contents from being overwritten."
第4版でも複数形の"contents"でしたから、誤植ではないと思われます。

英語を使っている人なら誰でもわかる内容
「provide」は「提供する」だろうか? 「include」は「含む」だろうか? 誰でもやりがちな「辞書の先頭訳」を使った、条件反射的翻訳。この本は、そのようなパブロフの犬的翻訳に警鐘を鳴らす。
どの国の言語のどの単語も、日本語の単語とぴったり重なることは決してない。この本は、そのことを思い出させてくれる。
翻訳にたずさわる人はもちろん、関心のある人、勉強中の人、仕事で英語を使う人、英語が好きな人、どんな人が読んでもおもしろくて役に立つ。
技術翻訳のチェック作業に携わる私は、この本をいつも手元に置いて置き換え的翻訳にならないよう注意しながら仕事をしています。

内容はよいが用例が不適切
英単語とその和訳との「微妙だが無視できない」違いを、実例を挙げ、統計データまでとって解説した本。ときには学習英語の常識がほとんど「誤り」であることも指摘されている。これらは沢山の英文を読んでいると何となくわかってくることではあるが、英文理解の上で大変重要な点である。著者の解説もおおむね明快。但し、この本で引用されている例文の大半が、アメリカ政府の公式文書など、政治経済関係の硬い文章である。意味のわからない専門用語がたくさん使われており、日本語訳と意味の説明をつけてもらっても、私などには興味もなければ理解も困難。どうしてふつうの英文を使ってくれなかったのか?ほとんど日本語だけを読み飛ばしたが、せっかくの好企画がこれで台無しである。

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